アカデミー賞ノミネート作品！【タクシードライバー】を解説！人気やあらすじ・評価も紹介！

今回は映画『タクシードライバー』に関する様々な情報を分析し解説します。
まだ見たことがない方や1度見たことがある方も是非とも参考にして下さい。

評価

「タクシードライバー」の項目ごとの評価や評価できる点と評価できない点をまとめました。

エンタメ性
脚本
演技
ヒット率
客観的評価

超簡単あらすじ

 

タクシー運転手になった主人公のトラヴィスは、不眠症持ちで社交性にも欠けていたので孤独な生活を送っていた。
ある日、ベッツィーという女性に一目ぼれをしデートに誘う。徐々に距離が縮まっていくもささいなことがきっかけで距離を置かれてしまう。
そんな鬱憤を晴らしたいと思いなんと大統領暗殺を計画する。しかしシークレット・サービスに目撃され失敗。
そんな時、アイリスという売春のために利用されている幼い少女と出会う。トラヴィスはアイリスを救うため、売春稼業の元締めや関係者を射殺していくのであった…。

リアルタイム

 

タクシードライバー
元祖、袖から拳銃飛び出すスリーブガンが出た映画。
頭ちょっとぶっ飛んだタクシードライバーの激若デニーロが風俗嬢やってる激カワジョディ・フォスターを助ける話。
基本はジャズ聴きながらデニーロの謎行動と安全運転を見守る映画。
背景と音楽がどこか綺麗#映画鑑賞 pic.twitter.com/LzCvms4Mk4

— スミス (@Smith_Ryota) August 6, 2020

映画「タクシードライバー」で、ロバート・デ・ニーロが鏡に映った自分を指して「You talkin’ to me?（俺に言ってんのか？」と言っている、超有名シーン。

実はアドリブ。 #映画

— TANK@Webライター時々SOHOも (@TANK57532702) August 5, 2020

それはそうとさ…タクシードライバーはな…最高の映画やからさ…ぜひ見てくれよな…!
ポール・シュレイダー脚本の映画…『魂のゆくえ』もそうやけど…狂っていく主人公ってのは最高やで!!!!!

— 亜種 (@asyudesude) July 29, 2020

エンタメ性（主観）

 

個人的に『タクシードライバー』は「アメリカ映画」の一種のターニングポイントにあたる映画だと思っています。
60年代より隆盛した「アメリカン・ニューシネマ」も70年代半ばにかけて落ち着きを取り戻してきた時の作品。
いわば最後の「アメリカン・ニューシネマ映画」と言えるかもしれませんね。
人間の裏側や社会に対する不信感を描き、「現代社会」を痛切に批判したいというスコセッシの思惑があったのではないかと考えています。
60～70年代の映画はこういう映画が多いので、この時代の映画をよく見てる人はなんとなくわかるんじゃないかなって思います。
「映画好きなら見るべき1本」、「映画初心者はまだ早いかも」。そんな見る手の感想が真っ二つに分かれるような作品の気がします。
上映時間は114分と平均的なので集中して視聴可能だと思います。

脚本

 

本作で高い評価受けることになったポール・シュレイダーが執筆しており、ゴールデングローブ賞脚本賞にノミネートされています。
脚本に関する受賞は多くはありませんが、社会背景そのものを投影しているストーリーに奥行きがあり個人的に好きです。
ちなみに、この映画に影響されてジョン・ヒンクリーがレーガン大統領暗殺未遂事件を起こしたと言われています。影響力大きすぎますね。
トラヴィスが、鏡に向かって「You talkin’ to me?（俺に用か? 俺に向かって話しているんだろう?）」とひたすら呟き邪悪な面が覚醒していくシーンは、アメリカ映画の名セリフベスト100（第10位）にも選ばれています。

演技

 

主演のロバート・デ・ニーロは数週間実際にタクシー運転手の仕事をし、徹底的な役作りを行っています。
デ・ニーロ演じるトラヴィスの狂気じみた演技と役作りの完成度は高く評価され多くの賞のノミネートや受賞に至っています。
受賞タイトルは以下にまとめておきます。

アカデミー賞	主演男優賞	ノミネート
英国アカデミー賞	主演男優賞	ノミネート
ゴールデングローブ賞	主演男優賞 (ドラマ部門)	ノミネート
ロサンゼルス映画批評家協会賞	男優賞	受賞
全米映画批評家協会賞	主演男優賞	受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞	男優賞	受賞

『タクシードライバー』は、ロバート・デ・ニーロだけではない！というのも魅力の1つです。
売春少女役で登場したアイリスを演じたのは、幼き頃ジョディ・フォスターで当時13歳だったもののデ・ニーロにも負けない迫真の演技がこちらもまた多くの賞のノミネートや受賞に至っています。
受賞タイトルは以下にまとめておきます。

アカデミー賞	助演女優賞	ノミネート
英国アカデミー賞	助演女優賞、新人賞	受賞
全米映画批評家協会賞	助演女優賞	受賞

ヒット率

製作費：130万ドル
全世界興行収入：2840万ドル
ヒット率は驚異の21.8倍。
日本円で約1億円台で制作されており、アメリカ映画としてはかなり低予算。
興行収入は20倍を超え、世界的にも大ヒットした作品といえます。

客観的評価

映画レビューサイト評価
ヤフー映画 3.95/5　（https://movies.yahoo.co.jp/movie/13970/）
Filmarks　 3.8/5　（https://filmarks.com/movies/33172）
映画.com 3.7/5　（https://eiga.com/movie/46526/）

平均は3.81で4.0には届いていませんが、安定して高めの評価ではあると思います。
アカデミー賞作品賞ノミネート、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞と申し分ない評価をされています。

おすすめ視聴者層

30代以上の男性にオススメです。
「悪」か「正義」かといった倫理観の正しさの境界を描いており、テーマが深いので
若い層よりも年齢層が高い方々にうける傾向があると思います。

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