【意味】パルム・ドールも受賞したタランティーノの出世作！映画パルプ・フィクションを解説！

今回は映画『パルプ・フィクション』に関する様々な情報を分析し解説します！
まだ見たことがない方や1度見たことがある方も是非とも参考にして下さい！

評価

「パルプ・フィクション」の項目ごとの評価や評価できる点と評価できない点をまとめました。

エンタメ性
脚本
演技
ヒット率
客観的評価

超簡単あらすじ

一度見た方が早い難解なあらすじ！

①レストランで話す2人のカップルのシーンから始まる。彼らは少しおバカなカップルではじめは銀行強盗の方法を話し合っていたが、途中から今いるレストランを襲うことに変え、持っていた拳銃を取り出し「手を挙げろ」と叫ぶ。
ギャングの殺し屋、ヴィンセント（ジョン・トラボルタ）とジュールス（サミュエル・L・ジャクソン）はくだらない話をしながら、ボスの顔に泥を塗った青年グループらの部屋を訪ねる。

②ギャングのボスであるマーセラスから妻のミア（ユマ・サーマン）の世話を頼まれたヴィンセントは、彼女の望むまま食事やダンスをする。しかし、ミアがヘロインをコカインと誤り鼻から吸引しオーバードーズを起こしてしまう。

③落ち目のボクサーであったブッチ（ブルース・ウィリス）は、ギャングのボスのマーセラスから大金と引き換えに八百長試合を持ちかけられ承諾するも裏切り勝利。マーセラスからの報復を恐れ恋人のファビアンと逃走を図るが、ファビアンが形見の金時計をアパートに置き忘れてきたことが発覚し、ブッチはアパートにの金時計の回収に向かう。

④ボスの顔に泥を塗った青年グループからアタッシュケースを取り戻したヴィンセントとジュールスは、ヴィンセントが誤射して殺してしまった死体の処理に困り組織の掃除屋のウルフ（ハーヴェイ・カイテル）を頼る。

➄「ボニーの一件」を終えたヴィンセントとジュールスがレストランで朝食を摂っていると、パンプキンとハニーバニーのカップルが店内で強盗を始める。強盗はジュールスに銃を向けるというはじめのシーンに戻るのであった。

リアルタイム

#パルプフィクション
この作品はそれ以降の映画に決定的な影響を与えていると思いうが、改めて観ると伏線回収によるカタルシスよりも個々のオムニバスが極めて魅力的なことを思い知る。
トラボルタとL.ジャクソンの掛け合いのおもしろさだけでなく、ブルースウィルスも面白いし。 pic.twitter.com/esq9SumAaJ

— たか (@transbustantiat) August 17, 2020

5ドルっぽいシェイク作ってみた✨
気分はユマ・サーマン💃

ノープロテインの罪な味がしました！
そしてツイスト踊りたくなった！#パルプフィクション #5ドルのシェイク#再現してみた pic.twitter.com/DcBsdFhrP6

— 映画ナース (@gorillaman1993) August 10, 2020

#パルプフィクションを見た翌日の昼食はハンバーガーとミルクシェイク、というのを25年も続けている。昨日10年ぶりくらいに見たので、今日は久々の「ミア・ランチ」。 pic.twitter.com/UzLYZ79XMN

— 西山署長 (@hiichigakari) August 21, 2020

エンタメ性（主観）

1本の映画の中に複数のストーリーが入っている！

ストーリーは難解で、初見では理解しづらいかもしれません。複数のストーリーが独立して始まるオムニバス形式で、終盤に向かって伏線が回収されすべてが繋がっていくという展開なのですが、一つ一つの独立したストーリーが高いレベルで見応えがあるので、途中意味が分からなくなってもそれなりに楽しめてしまうかもしれません。
タランティーノ監督の強みである「バイオレンスな描写」もしっかりと描かれていますが、リアルなバイオレンスというよりは少しチープ（安っぽい）なバイオレンスという印象で、目を背けたくなるようなシーンをあえて入れてないのではないかという印象があります。
上映時間は154分と多少長めですが、1本の映画の中に複数のストーリーが導入されており、展開が読めないどころか全く別の映画を複数視聴している感覚すら感じさせられるので飽きずに視聴できると思います。

脚本

アカデミー賞は7部門にノミネート！

脚本はタランティーノ監督が自ら務めており、当時からすると（今でもあまりない）革新的なストーリーは高く評価されています。94年のアカデミー賞は7部門にノミネートされ、見事脚本賞を受賞。さらにカンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールも受賞していて、『レザボア・ドッグス』に続く監督2作目とは思えない快進撃をみせています。
脚本に関する本作の評価は以下にまとめておきます。

アカデミー賞	脚本賞	受賞
ゴールデングローブ賞	脚本賞	受賞
インディペンデント・スピリット賞	脚本賞	受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞	脚本賞	受賞

演技

ジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンのコンビが最高！

配役は非常に豪華で、特にヴィンセント役のジョン・トラボルタとジュールス役のサミュエル・L・ジャクソンのコンビの演技は高く評価されています。
ジョン・トラボルタは80年代に失速していたものの、復活するきっかけとなった映画としても有名です。
ジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンの評価は以下にまとめておきます。

アカデミー賞	主演男優賞（ジョン・トラボルタ）、助演男優賞（サミュエル・L・ジャクソン）	ノミネート
英国アカデミー賞	助演男優賞（サミュエル・L・ジャクソン）	受賞
インディペンデント・スピリット賞	男優賞（サミュエル・L・ジャクソン）	受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞	男優賞（ジョン・トラボルタ）	受賞

また、『キル・ビル』（03）のユマ・サーマンや『ダイ・ハード』（88）のブルース・ウィルス、『レザボア・ドッグス』（92）でも巧みな役を演じたティム・ロスやスティーブ・ブシェミといった個人的にもかなり大好きな実力のある俳優陣が多数出演しており、脚本以外の部分でも見応え十分な映画と言えます。

ヒット率

ヒット率は製作費の26.75倍！

ヒット率は26.75倍とレベル違いの高利益を叩き出しています。
アメリカ映画で800万ドルはかなり低予算と言えます。
その中で、日本円で200億円以上の興行収入を叩き出しているのは本当にすごいです。
私のタランティーノ監督の印象は、お金を抑えている分少しチープな演出を感じるシーンこそありますが、映画監督の中でも費用を抑えて利益を上げることに関しては右に出るものはいないといえるほど経営者向けな監督というイメージです。
それにしても、本作の商業的ヒット率はとんでもないです。

客観的評価

平均は4.01と4.0以上を獲得しており、安定してかなり高めの評価を受けていると言えます。

おすすめ視聴者層

20代以上の男性にオススメです。
入り組んだプロットとこだわり抜かれたバイオレンスは映画好きの男性ならだれでもハマってしまうこと間違いなしです。
少しの過激さも受け入れないという方や低年齢層の方には映画の性質上あまりお勧めできません。

サントラ（曲）

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