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「あ、この人なんかオーラある」の正体は『帝王学』を体現しているからである説

「あ~なんかこの人えらくオーラあるな~」と感じたことは誰しもがあると思います。

今回はその正体は実は「帝王学」なのではないかという説をあげます。

帝王学とは、王家などで後継などに幼少期から行う特別な教育のことを指しています。

現代でも大企業の社長の息子娘さんは、幼少期から帝王学に沿った教育を施されているケースは多々あります。

帝王学は英才教育ではないので、習い事などをたくさん習わされていることとは異なり、物事の捉え方や考え方、人との接し方などを徹底的に考えさせることを指しています。

決して偉そうにすることではなく、上に立つ立場として必要なことを定義しているのが『帝王学』といえます。

では、帝王学とは具体的に何なのかを解説していきます。

帝王学の三原則

「上に立つものは以下が必要である。」としています。

1. 原理原則を教えてくれる師を持つこと。

2. 良き幕賓を持つこと。

3. 諫言してくれる部下を持つこと。

1. 原理原則を教えてくれる師を持つこと。

物事には全て原理原則があります。これを学んでおくことで、ありとあらゆるケースに自身で判断し対応できるようになります。自分が知らない分野について知っている人がいれば、その人を師とし徹底的に学ぶことで自分の力は上がっていくことになります。

2.良き幕賓を持つこと。

身近にアドバイスをしてくれる同僚や友人がいると、自分の発言や行動の正確性や可能性がグッと上がります。自分1人だけの思考では限界があるので、身近にアドバイザーを置くことで自分自身の価値を高め続けることができます。アドバイスを客観的に判断したいのであればアドバイザーは多い方が良いです。

3. 諫言してくれる部下を持つこと。

部下からの提案を無視したり頭ごなしに否定してしまうのは良くありません。ただの愚痴や文句ではなく、中には建設的なアイディアや改善的思考を持っている優秀な部下は一定数いるかもしれません。そのような部下は大切にし、常に意見を求める姿勢を貫くことが上に立つものに必要な資質と言えます。

追求力、前進力、統率力

インターネット上では、追求力、前進力、統率力が帝王学の三大力とされているケースがありますが、実はこれは根拠はありません。

しかし、上記の追求力、前進力、統率力はリーダーにとってとても重要なスキルと言えます。

1.追求力

追求力とは、物事の考え方や捉え方に対して徹底的に追求する能力です。現代で言うところの『オタク』です。広く浅くを繰り返している人よりも、1つのことを深く細かく追求している人の方が才能があるといえます。オタクは帝王の片鱗を見せているといえるかもしれません。

2.前進力

前進力とは、振り切ってでも突き進む切る力です。リーダータイプはこの力をすでに持っている方が多いように感じます。プレゼンや演説、会議や朝の朝礼であっても場を支配する声量と熱量で他のメンバーを引っ張りきる能力を持っています。しかし、追求力と前進力を兼ね備えている人は余り多くないように感じます。

3.統率力

統率力とは、追求力と前進力を兼ね備え、他のメンバーを引っ張る力を言います。追求力、前進力のどちらかが不十分では統率力は発揮できません。自分は細かいことは気にしないけど、気合で引っ張る!と言うタイプは追求力を上げ、自分はオタクで細かく追求するけど人に強く言えないというタイプは前進力を上げる必要があります。

帝王学の教育

「帝王学」上において。教育 とは以下であるとされています。

1. 教えるより、相手の本来もっているよさを引き出すこと。

2. 自らを教育すること。

3. 率先垂範すること。

1. 教えるより、相手の本来もっているよさを引き出すこと。

現代でいうところのティーチングではなく、コーチングですね。コーチングとは正解や答えを一方的に教えるのではなく、相手に気づきを与え自発的に行動をするように働きかけることです。帝王学でも肯定されている手法といえます。

2. 自らを教育すること。

人に教えるだけではなく、自分自身を教育していくことが求められています。部下は自分の能力にまでしか成長しないと言われています。部下を成長させるためには自分自身を成長させ、教育していくことが求められていると言えます。

3. 率先垂範すること。

部下を動かす前に、まずは自分自身でやってみることが重要だと提唱されています。口先だけで指導されても「じゃあお前がやってみろよ!」となることありますよね。上司やリーダーは部下を動かす前に率先垂範する姿勢が求められています。

帝王学が提唱する魅力的なリーダーの12個の条件

「帝王学」上において魅力的なリーダーの項目は以下とされています。

◦ 人生に希望を抱いている。

ネガティブを言う人は魅力的なリーダーとは言えません。

◦ 心が先行する。

損得勘定抜きにして思いやりや真心が先行する人には信頼を置きたくなります。

◦ 自分の器を大きくする。

どんなことが起きても人のせいにしない姿勢はリーダーには必須事項といえます。

◦ 部下の言う事によく耳を傾ける。

部下の言うことを頭ごなしに否定しているリーダーに成長はありません。

◦ 自分の役割に自覚がある。

魅力的なリーダーはいついかなる時も自分が何をすべきかを常に把握しています。

◦ 自分の主体性を持つ。

リーダーが受け身では部下に示しがつきません。

◦ 逃げ、言い訳、責任転嫁をしない。

器の大きなリーダーは決して言い訳や責任転嫁、ネガティブな発言を繰り返しません。

◦ 健康である。

リーダーは健康で丈夫である必要があります。そのためには私生活にも気を遣う必要があります。

◦ 人生の基本方針を持つ。

自分の人生設計を常に模索し最善を考える力を持っています。悩んでいる部下にも選択肢を指し示す力があります。

◦ 当たり前の事を当たり前にできる。

掃除や挨拶など、職位が上がればやる側からやられる側に回ってしまいそうな基本的なことでも当たり前にやり続ける素直さを持ち合わせています。

◦ 人使いがうまい。人をやる気にさせる。

人をやる気にさせる伝え方、頼み方を会得しています。そのために日々の信頼関係構築を大事にしています。

◦ 部下が困っていたら助ける。

困っていたら助けるホスピタリティを持ち合わせています。この人のために頑張ろうと思う部下がたくさん出てきます。

帝王学のオススメ本5選

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④ 「帝王学」がやさしく学べるノート 上に立つ者が身につけるべき人間学 [ 伊藤肇(評論家) ]


 

現代の帝王学序説 人の上に立つ者はかくあるべし (幸福の科学大学シリーズ) [ 大川隆法 ]


 

 

帝王学で有名な日本人

日本においても、帝王学やリーダーシップに関する考え方や手法を提唱したり、歴史的に有名な指導者が存在しまています。

  1. 豊臣秀吉(Toyotomi Hideyoshi): 戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した武将であり、日本を統一した豊臣秀吉は、独特のリーダーシップスタイルや戦略を持っていました。彼の統一政策や統治手法は、日本の歴史の中で帝王学の観点からも研究されています。

  2. 徳川家康(Tokugawa Ieyasu): 江戸時代の初代将軍である徳川家康は、日本を安定した統治下におさめるために様々な政策を実施しました。彼のリーダーシップや統治手法は、帝王学やリーダーシップ研究の対象となっています。

  3. 織田信長(Oda Nobunaga): 戦国時代の戦国大名であり、日本の統一に向けて活動した織田信長も、独自のリーダーシップスタイルを持っていました。彼の斬新な政策や戦略は、帝王学の観点からも注目されています。

  4. 坂本龍馬(Sakamoto Ryoma): 幕末の志士であり、明治維新の立役者の一人である坂本龍馬も、日本の近代化に向けたリーダーシップを発揮しました。彼の行動や思想は、帝王学やリーダーシップ研究の対象となっています。

これらの日本の指導者や歴史的人物は、そのリーダーシップや統治手法において帝王学の観点からも研究され、日本の歴史や文化におけるリーダーシップの理解を深める上で重要な存在です。

まとめ

『帝王学』はマネジメントの基礎であり、ゴールであるといえるかもしれません。「あ、なんかこの人オーラあるなぁ」という人は無意識に「帝王学」を体現しています。おそらく長い年月をかけて「人との関わり方」に対する探究を継続し、洗練されきった結果といえるでしょう。「オーラあるな」って思われることは、ビジネスマンとしてのステータスがかなり上がっている証拠なので、全てのビジネスパーソンはここを目指すべきであるといえます。

ABOUT ME
青雉
1988#japan 大学時代に半年間バックパッカーを経験。大学卒業後、新卒で少数精鋭の中小企業に就職。社員数は全国でわずか40名弱ながら、所属営業マン全員が年収1000万円を超えるエリート集団の中でひたすら揉まれる。 人間としての生活は許されず、過酷な日々を耐え抜くも1年半で退職。その後、社員数1000名のベンチャー企業に転職。前職の過酷な営業経験が活かされ、入社初月で「新人王」、半年で役職に就く。2年後には管理職になり、現在は役員を目指し今日も勉強中!

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